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Introduction

導入実績

ポリウレア防水塗装と最新薄型・軽量太陽光パネルの導入
沖縄で次世代型の導入事例

株式会社新秀様

業種

土木工事業

所在地

沖縄県

設置場所

屋根

太陽光パネル数

60枚

システム容量

24kW

目次

太陽光発電を導入するまで

今回、太陽光発電を導入されたきっかけについてお聞かせください。

現在使用している建物は本社ではありませんが、建設からおよそ7年が経過しています。実は最近、屋上から雨漏りが発生しており、その対策として防水工事を検討していました。そのタイミングで、サンエーさんから「防水工事とあわせて太陽光発電の設置も検討してはどうか」というご提案をいただきました。内容にも納得感がありましたので、前向きに社内で計画を進め、提案から着工まではおおよそ半年ほどだったと思います。結果としては、防水工事の必要性が出発点でしたが、建物全体の見直しを進める中で、太陽光発電の導入が有効な選択肢として浮かび上がった形です。

いわゆる相見積もりや、他の業者の検討もされたのでしょうか?

いえ、他社との比較検討は行っておりませんでした。サンエーさんにお願いした決め手は、太陽光発電だけでなく、防水工事も一括で対応いただける点です。特に「ポリウレア防水」のご提案を受けたことが大きかったですね。実際に施工方法などを確認したところ、太陽光パネルを設置することで、防水塗装が不要になる面積が出てくることがわかりました。その分、塗装面積が減るため、コスト的にも合理的でしたし、防水と太陽光発電を一体的に進めることができるという点が非常に魅力的でした。そういった提案をいただき、納得したうえで導入を決めたという流れです。

株式会社新秀 取締役常務 佐次田様(左上)株式会社サンエー 広報担当 本田(右上)
ご紹介者 株式会社コアビジョン 比嘉様(下)

ポリウレア防水についてですが、従来のウレタン防水などと比べて少し特殊なタイプかと思います。実際に採用してみて、どのような点が良いと感じられましたか?

一番の決め手は、耐用年数の長さです。当社ではこの事業所を建設した際に従来の防水施工を行っていたのですが、それから7年が経過する中で、台風の影響などもあり、コーティング箇所から雨漏りが発生してしまいました。そのため、今回は同じような状況を繰り返さないよう、より耐久性の高い防水工法を取り入れたいという考えがありました。ポリウレア防水はそうしたニーズに合致しており、安心して長期間使える点に魅力を感じました。

太陽光発電のご提案自体も、今回が初めてだったのでしょうか?

そうですね、正式な提案として受けたのは今回が初めてでした。それ以前から太陽光の仕組みについては多少知識がありましたが、正直なところ、導入には慎重になっていました。というのも、過去に他の現場で太陽光パネルの設置工事に関わった際、工事を請け負っていたお客様から「将来的にパネルの処分費用が高額になるのではないか」といった懸念を聞いていました。また、売電価格も年々下がっているという話も耳にしており、太陽光発電の導入には不安がありました。ただ実際には、現在この建物で年間約200万円近い電気代がかかっているという現実がありました。特に夏場は建物の断熱性が落ちてきている影響で冷房負荷も大きく、電力コストが大きな課題になっていました。そうした背景から、防水と断熱の見直しにあわせて、「それなら太陽光発電も併せて導入してみよう」という流れになりました。最終的には、10年程度での費用回収を目指して導入を決断した形です。

実際の営業対応や、現場での工事について、良かった点などがあればお聞かせください。

当時は、ちょうど工事の時期が夏場で、かなり雨が続いていたこともあり、どうしても工期が遅れてしまった部分はありました。実際の工事そのものに関しては、大きな問題もなく、スムーズに進めていただきました。施工品質も含めて、全体として安心して任せられる内容だったと思います。

太陽光発電を導入してから

電気代が最も高かったのは、いつ頃でしょうか?

今年の1月から運用を開始しています。実は先日、5月までの電気料金のデータを確認したのですが、現時点では全体の電力使用量の約4割ほどが削減できている見込みです。とはいえ、ここ数カ月は雨天や曇天の日が多く、まだ気温もそこまで上がっていないため、本格的な電力ピークには達していません。今後、夏場の冷房使用が本格化していく中で、より顕著な効果が見えてくるのではないかと期待しています。当事業所はもともと年間で200万円を超える電気代が発生しており、それが経営上の大きな負担となっていました。そのため、エネルギーコストの抑制は引き続き重要なテーマと捉えています。年間を通じて見ると、最も電気代が高くなるのは7月から8月にかけての夏場です。冷房がフル稼働するため、どうしてもこの時期にピークを迎えます。一方で、今年に入ってからは冷房の使用がそれほど多くなかったこともあり、太陽光発電や蓄電池の導入による削減効果が明確に見えているかというと、正直まだはっきりとは分からない部分もあります。また、今年は電力単価が上がっている影響もあって、前年との単純な比較が難しくなっています。それでもは1年経過時点を目安に、しっかりとしたデータをもとに導入効果を検証・整理する予定です。

太陽光発電に対して、最初に抱いた印象や感想をお聞かせください。

最初は、投資としては良いのではないかという前向きな印象を持っていました。ただ一方で、正直なところ台風が来たときのリスクが気になっていたのも事実です。実は、以前に隣の住宅で設置されていた太陽光パネルが台風で破損し、その破片が当社の敷地にまで飛んできたという出来事がありました。そういった経験があったため、導入を一度見送ろうかと真剣に悩んだ時期もありました。太陽光発電そのものは良い技術だと理解していますが、地域性や自然災害のリスクを踏まえると、導入には慎重にならざるを得なかった、というのが率直な感想です。今回は接着工法を施すフレキシブルソーラーを使用したので、パネルの下に風が入り込むリスクがないというのは非常に魅力を感じた一つの要素です。

太陽光発電の導入を社内で検討された際、どのような議論がありましたか?

社内で最初に話題に上がったのは、総務担当のスタッフからでした。普段から1日中事務所内にいることもあり、冷暖房の影響を最も受けていたのが総務のメンバーだったんです。夏場には、屋根からの熱の影響もあって室内が非常に暑くなり、エアコンを強く効かせすぎて体調を崩してしまう、というような声も出ていました。そうした実情を受けて、「何か改善策はないか」「太陽光発電や断熱対策を一緒に考えてみてはどうか」という話が社内で持ち上がりました。実際に各部署の意見を丁寧に聞き取りながら、全体での合意形成を進めていきました。そのうえで、費用面についても慎重に検討を重ね、サンエーさんのご担当者さまにも何度か相談をさせていただきました。最終的には、ちょうど会社の業績も安定していたタイミングであったこともあり、「今なら導入できる」と判断して、実施に踏み切った形です。

今回使用した薄型太陽光パネルは接着工法を施して設置が行われます

設置工事の開始にあたり、不安や気になっていた点はありましたか?

やはり一番気にしていたのは、安全面です。工事というのはどうしてもコストをかけて実施するものですので、なおさら「安全には十分に配慮してほしい」ということは、工事が始まる前から繰り返し伝えていました。私自身、現場を確認しながら、その点はかなり口酸っぱく言っていたと思います。実際には、しっかりと足場も組んでいただき、空間の確保なども含めて丁寧に対応していただけたので、安心して工事を見守ることができました。また、現場に来てくださったスタッフの皆さんが非常に一生懸命に作業している様子を見て、これは当社の職員にも良い刺激になると感じました。実際に「見習って取り組むように」と社内でも声をかけたほどです。高所での工事ということで、最初は不安もありましたが、全体を通じて安全面にも十分配慮されていたと思います。

土木基礎などの工事業界において、太陽光発電の導入についてどうお考えですか。また、沖縄県内での普及について期待されていることがあれば教えてください。

今回、太陽光発電システムを実際に導入してみて、あらためて沖縄という地域においては、設置場所の制約が非常に大きいということを実感しました。そのような制約の中でも、今回の製品は設置の自由度が高く、たとえば壁面や曲面、さらには丸い形状の部分にも対応できるという話も伺っています。そういった柔軟性があるのであれば、沖縄県内でももっと広く活用される可能性があると感じました。また、沖縄では家庭の電気代が全国と比べて非常に高く、電力コストが家計や企業経営にとって大きな課題となっています。だからこそ、再生可能エネルギーの導入は非常に意義があると思います。さらに今回採用したポリウレア防水も、沖縄のように台風や強い日差しの影響を受けやすい地域には非常に適していると感じました。従来の防水工法では、耐用年数が10年に満たないことも多く、定期的な吹き替えが前提となってしまうため、そのたびに時間とコストがかかってしまいます。もしこうした製品や技術がさらに普及し、より柔軟な設置と長寿命の防水が当たり前になれば、沖縄でも太陽光発電はもっと広がっていくのではないかと感じています。

25年の長期保証が付いたポリウレア防水塗装をセットで施工することで、建物の防水性能と耐久性を長期にわたり保ち、安心感と資産価値の両方を高められます。

今後、御社として注力される事業の方向性についてお聞かせください。

当社では、本社に近いエリアで公園遊具の定期点検や使用禁止の表示、修繕対応などを行っており、これはすでに継続的な業務の一つになっています。遊具の老朽化によって「使用禁止」となるケースも多く、そうした状況を受けて、点検から修繕・入れ替えまでを一貫して担う体制を構築しています。今後5年ほどは、この遊具関連の修繕事業が業務の中心になっていくのではないかと考えています。特に、公共工事全体の件数が減少傾向にある中で、土木や道路関連の工事と並び、既存公園の維持管理や遊具の更新が、より重要な分野になっていくと感じています。
また、標識に関する事業についても引き続き注力していく方針です。沖縄は観光立県であるため、道路案内標識の視認性や景観性は非常に重要です。しかしながら、既存の標識の多くが経年劣化によって見えづらくなっており、特に南部地域だけでも300か所以上に修繕の必要があるという報告もあります。こうした背景から、今後は遊具と標識、双方の保守・更新を通じて、公共施設の安全性と利便性を維持する取り組みに力を入れていく考えです。

今回の導入目的としては電気代の削減が主だったかと思いますが、脱炭素や二酸化炭素の削減といった観点でも、御社として何かお考えがあればお聞かせください。

そうですね。実は現在、社内で使用している営業車両を将来的にすべて電気自動車(EV)に切り替えるという案も出ています。ただ、EVに関しては充電スタンドのインフラがまだ十分に整っていないこともあり、現時点ではなかなか現実的ではないというのが正直なところです。また、電気自動車に切り替えたとしても、結局は充電のために電力を使用することになるため、「それがどこまで脱炭素に寄与するのか」という部分では社内でもさまざまな意見があります。とはいえ、将来的に再生可能エネルギーの比率が高まっていけば、EVの導入は環境負荷の低減につながる手段の一つになると考えています。そのため、インフラの整備状況や技術の進展を見ながら、徐々に対応を進めていく方針です。現時点では、まずは太陽光発電の導入を通じて、自社で使用する電力の一部を自給し、エネルギーコストの削減とともに環境配慮にもつなげていくという取り組みを進めています。

今回、太陽光発電を導入されてみて、他の企業様にもおすすめしたいというお気持ちはありますか?

そうですね。私自身は、中堅規模の企業に属しているという認識がありますが、実際にこの地域では、自社で事務所ビルを所有している会社というのはそれほど多くありません。どちらかというと、テナントや貸しビルに入居して事業を行っている企業が多い印象です。そういった実情を踏まえると、ある程度の規模の建物を所有している会社でなければ、太陽光発電の導入はなかなか難しい部分があるのではないかと感じています。ただ、建物を所有している企業であれば、長期的なコスト削減や環境配慮といった観点から、導入する価値は十分にあると思います。それぞれの会社の状況に応じて検討されるべきものではありますが、私自身としては、一定の条件が整っていれば前向きに検討すべき選択肢だと考えています。

最後に

最後に、太陽光発電の導入を検討している企業の方々へ、アドバイスがあればお願いします。

実際に導入してみて感じるのは、「まずは興味を持つこと」が大切だということです。私も最初の頃は発電モニターをあまり見ていなかったのですが、発電や蓄電の状況を日々確認するようになると、だんだんと面白くなってきました。たとえば、雨の日はやはり発電量が下がるとか、蓄電量が減っているなといったことが目に見えてわかります。そうなると、自然と関心が深まっていきますし、エネルギーについて考えるきっかけにもなります。また、導入からすぐに大きな効果が出るというよりは、1年ほどのスパンで変化を感じるものだと思っています。私自身、今後は電気代の推移などを資料としてまとめて、「導入してこれだけ変わった」という話ができるようにしていくつもりです。今回導入したフレキシブルソーラーやポリウレア防水は、古い建物にも対応可能な製品です。そのため、設置場所の条件に制限がある企業にとっても、導入の選択肢となり得るものだと思います。導入を検討されている企業の方々には、まず身近なところから情報を集めてみて、実際にどのような変化があるのかに関心を持つところから始めていただければと思います。そこからきっと、自社に合った形が見えてくるのではないでしょうか。

株式会社新秀様の公式ホームページはコチラ
https://shin-syu.jp/

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