太陽光パネルのリース契約：メリットとデメリットを考える

太陽光発電のリースモデルは車のリース「カーリース」をイメージしていただくとわかりやすいと思います。初期導入費用は一切かからずに月々決まった金額のお支払いで設置した太陽光発電を利用する事が出来ます。つまり初期費用０円で設置し、発電したその時から電気代の削減が可能になります。

これが太陽光発電のリースモデルです。次にリースのメリットとデメリットをご紹介します。

リースモデルのメリット１つ目は「初期費用０円」です。前述でもありましたが太陽光発電システムは安い買い物ではございません。ただ、経費を削減できるものなので導入すれば効果ははっきりとわかります。「経費削減をしたいけど導入費用が捻出出来ない・・・」という経営者様、設備担当者様、総務担当者様は少なくありません。その方達にとって初期費用が抑えられ、尚且つ設置後発電を開始すれば、その瞬間電気代の削減という行為が可能になります。このリースモデルを先ずは家庭に普及させようと、各自治体は「０円ソーラープラン」と名打って地域のご家庭に導入を推進しています。

神奈川県０円ソーラープラン　　http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0521/zeroennsolar/

京都０円ソーラープラットフォーム　　https://kyoto-pv-platform.jp/

群馬県０円ソーラー　　https://www.pref.gunma.jp/page/6164.html

徳島県初期費用０円事業　　https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kurashi/shizen/7207908

因みにリースは以前は家庭用が多く、事業所用は少なかったのですが金融企業各社が事業所用のリースの対応も増えているのが現状です。

メリット２つ目はメンテンナンスに関してです。リースは設置したその建物の所有者が所有権を持っているのではなく、リース会社が所有権を持っています。ですので、メンテンナンスにかかる費用はリース会社が負担をすることになります。ですので、気になるメンテンナンスによるランニングコストの心配をすることはありません。

メリット３つ目は定められたリース期間が終わると、その後は無償で建物所有者に太陽光発電システムが譲渡されるところです。15年が一般的で、リース期間が15年を過ぎると企業さんは自社所有になり、もちろんですがリースの支払いは終了していますので、無料で太陽光発電システムを利用し電気代の削減が出来ます。

しかし、リースモデルにもデメリットはあります。

１つ目のデメリットが合計の費用です。初期費用は０円ですが、月々の支払いを合わせるとリースは一括購入よりも高くなりますので総費用として考えると多く支払っていることになります。

2つ目は所有者がリース会社となり、自社の設備ではなくなりますので設備費としての計上は出来ないということです。支払っているリース費用はあくまで利用料となりますので自社の設備としての計上は出来ません。資産計上が出来ないとなると中小企業は特に即時償却が出来る「中小企業経営強化税制」を利用することができません。節税も考えるのであれば一括購入も考えなければなりません。

よくPPAとリースの違いを聞かれるのですが、わかりやすく言うと『支払い形態が違う』という点です。共通する部分は所有者が太陽光発電システムを設置した建物所有者ではないという点です。

支払い形態の違いでいうと、

リースは太陽光発電システムの所有者（リース会社等）に利用料を毎月支払う。

PPAは所有者（電力小売り会社）と電力契約を結び、電気の利用料として所有者に電力料金を毎月支払う。

では実際の電気代の削減量はというと発電した電力をそのまま利用できるリースモデルに比べて、PPAは再生可能エネルギーを利用しているということで再エネ賦課金を支払わずに済むという程度です。

正直な話、どちらが良いというのはその企業さんの求めるものによって変わるでしょう。

リースモデルがおすすめな企業は

1. 電気代を大幅に削減したい
2. 太陽光発電システムの導入初期費用が捻出できない

上記に該当する方はリースがおすすめです。

太陽光発電まるごと安心本舗は株式会社サンエーが運営しております。

弊社は再生可能エネルギー事業の他、電気設備工事事業、次世代LED事業等、
お客様の生活の質を向上できるよう多岐に渡って事業を展開しております。

「エネルギー問題の解決につながるような取り組みをビジネスの中で実現したい」そんな思いから
「化石燃料の奪い合いのない社会」をつくるために社員全員で最善のご提案をさせていただきます。

お問い合わせは下記より宜しくお願い致します！