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2023/06/26

日本の発電時のCO2はG7最多

CO2削減・脱炭素

日本はG7(Group Of Seven)の一員として、世界の重要な政策課題について討論し、国際経済や安全保障、環境問題などについて他の加盟国と議論しています。日本の発電時に排出される二酸化炭素の量は実はこのG7の中で最多です。今回はこちらについて取り扱っていきます。

目次

2022年 日本の発電時のCO2排出量

日本で1キロワット時の電気をつくる際に排出される二酸化炭素は2022年に484グラムで、世界平均より多く、先進7カ国で最多だったことが英シンクタンク、エンバーの分析で分かりました。発電部門のCO2総排出量も2021年比2.1%増となり、増加率は世界平均の1.3%を上回っています。二酸化炭素の排出量が増えると、以下のような問題が起こる可能性があります。

気候変動

二酸化炭素は温室効果ガスの一つであり、その排出量が増えると地球の平均気温が上昇します。これにより氷河や極地の氷が溶け、海面が上昇するという現象が引き起こされます。さらには、降雨パターンの変化、農作物の生産量低下、熱波や寒波、洪水や干ばつなどの極端な気象条件の頻度と強度の増加など、広範な気候変動が起こる可能性があります。

海洋酸性化

大気中の二酸化炭素の増加は海洋に吸収され、海水のpH値を下げる海洋酸性化を引き起こします。これは珊瑚礁の白化や貝類や魚の生態系に影響を及ぼす可能性があります。

生態系の損失

気候変動や海洋酸性化は、生物種の生息地を脅かし、生態系の損失を引き起こす可能性があります。これは食物連鎖や生態系全体の健康に影響を及ぼす可能性があります。

人間社会への影響

気候変動は人間社会にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。これには、農業や漁業の生産性の低下、経済活動の妨げ、健康への影響、人間の居住地の喪失、飲み水の供給への影響などが含まれます。

世界の発電時のCO2排出量

2019年の世界全体の二酸化炭素排出量は世界の温室効果ガス排出量は、2019年は約335億トンでした。そのうち約42%が発電と熱生産によるものでした。したがって、発電と熱生産によるCO2排出量は約14Gtでした。

過去20年間における大気中の二酸化炭素濃度の増加の内4分の3以上は、石炭・石油など化石燃料の燃焼によるものです。従って、工業化の進んだアメリカ、 ロシア、日本などの先進国は排出量が大きな割合を占め、とりわけ重い責任を担っていると言えます。また、先進国の一人当たりの排出量は途上国を大幅に上回っています。

ただし、これらの数値は年々変動しています。各国のエネルギー源やエネルギー効率、経済活動、気候変動対策の進行具合などにより、排出量は増減します。

世界の脱炭素化の動向

脱炭素化は地球温暖化の防止と持続可能な経済を実現するための必要不可欠な戦略です。この記事では、その具体的な動向と重要性について深掘りします。

脱炭素化は、世界の経済と社会に大きな影響を及ぼし、企業の投資戦略や地方自治体の施策など、あらゆるレベルでの決定に影響を与えます。ヨーロッパ、アメリカ、アジア等、世界各地で様々な取り組みが進行しています。

ヨーロッパでは、EUが「グリーンディール」を推進しています。これは、2050年までにEU全体のネットゼロ排出を達成するための戦略です。既に多くの国が具体的な脱炭素化計画を立て、再生可能エネルギーの導入やエネルギー効率の向上等に取り組んでいます。

アメリカでは、バイデン政権が気候変動対策の中心に脱炭素化を据えています。電力部門の脱炭素化に向けて、2035年までの目標を掲げ、再生可能エネルギーへのシフトを促進しています。

また、中国もこの世界的な動きに後れを取らず、2060年までに二酸化炭素排出をピークにし、その後減少させるという目標を掲げています。これは、炭素排出量が世界一の中国が、気候変動対策への強い意志を示すものとなっています。

これらの取り組みは地球全体の利益のためのものであり、世界が一丸となって取り組むべき課題です。脱炭素化は短期的な経済効果だけでなく、長期的な持続可能性をもたらし、私たちの生活環境を保全します。各国の脱炭素化の動向を見ることで、私たち自身もその一部となり、より良い未来を創造することが可能となります。

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