導入実績
現状だけではなく、数年先のメリットも検討
生活協同組合ナチュラルコープヨコハマ様
業種
運輸業
所在地
神奈川県
設置場所
屋根
太陽光パネル数
154枚
システム容量
53.0kW
太陽光発電を導入するまで
御社の事業について教えてください。
弊社は宅配事業を主として行なっております。扱っている食材は、いわゆるオーガニック食材です。主要のお野菜であったり、できる限り農薬を抑えたり、添加物と呼ばれているアミノ酸などを避けている食品を多数取り扱いしています。これはコンビニエンスストアやスーパーなどではなかなか取り扱っていない商品ばかりでして、食の安全を気にするお母様達が主な顧客の層となっております。そういった主婦の方たちがご家族のために少しでも健康に良いものをというテーマで関心をもっていただいて、こちらのセンターから横浜市を中心とした各地域に毎週月曜から金曜日に配送トラックでお届けしています。例えば卵一つをとってみても、鶏が食べる餌がどういうものなのか、ニワトリは遺伝子が組み換えされた餌を与えられているのがほとんどなのですけれども、遺伝子組み換えがされていない、ニワトリが安心して食べられる餌を与えて、それを食べたニワトリが産んだ卵を扱ったりしています。なので、スーパーやコンビニエンスストアでは並んでいないものを提供させていただいております。ただその分お値段が少し張ってしまうのですけれども、デパートなどに入っている自然食品のお店と比べると、そこよりはある程度抑えられています。安全を気にするお母様方、共感していただける方が主なお客様の層となっております。
生活協同組合ナチュラルコープヨコハマ 古田様
太陽光発電を導入したきっかけについて教えてください。
サンエーさんに依頼をする前から、6、7年前から太陽光のことには関心がありまして、一つには、当時そこまで電気代のことは気になっておらず、環境のためにも、やはり生協として環境に寄与するという部分で導入ができないかという所から始まりました。その当時に何社かと話をしたのですが、当時はやはり金額的にも手が出せるものではなく、見送りました。今回サンエーさんにお願いするときには、電気代というコストの観点で、もう一度太陽光を検討してみる時期なのではないかなと思いまして、サンエーさんをはじめとした6社ほどの方から商談を受けまして、それぞれの話を聞いた中で、サンエーさんともう一つの太陽光の会社とで、最終的に2社で検討しました。その中で検討した点は、導入費、およびその後のランニングコスト、実際にそこで得られるメリット、長期的にどこまでそのメリットがあるかという点です。総合的に考えまして、正直今回サンエーさんももう一社の太陽光の会社さんもとても良い対応をしてくださったのです。2社とも、熱心で分かりやすいように説明してくださって、最終的にもう決めかねる部分があり、それぞれの会社を訪問してみようということに当時なりまして、会社内で説明を受けました。どちらも情熱を持っていて、わかりやすく、プロジェクター等も活用しながら説明してくださって、私ともう一人の担当の者と二人で行ったのですが、その中でほんのわずかな差だったのですけれども、サンエーさんの方の情熱とコスト的にも弊社としては抑えられる部分が見込めたので、今回お願いした次第です。
～導入前の大家さんとのお話し～
今回、サンエーさん、リース会社さん、そして県の補助金を申請するといったことがあったので一社対一社の話し合いだけではなくて、また、リース会社さんとしてもそのケースが初めてだったので、なかなかどう進めていいかという部分があって、そこをなんとか進みそうになったときに、最大の障壁となったのが大家さんでした。ここのセンターは大家さんの持ち物なので、勝手に太陽光パネルをつけることができないので、一度きちんと説明会を開きたいということで、大家さんの親子に来ていただいたことがあります。先代のおじいさんの方と、今のオーナーが息子さんの代に変わったのですが、先代の方もまだとても影響力がある状態だったので、お二人に来てもらいまして、そこでサンエーさんが太陽光のメリット、安全性についてお伝えいただきました。それこそ2019年の台風の時に千葉とかで大きな台風があって、太陽光のパネルが飛んだというのを聞いて、そういう危険性が孕んでいるのではないかといったことを、特にお父様の方が気にされていて、「俺は反対だ」という話に転じてしまったのです。これはもうどうにもならないなぁと思っていたら、現オーナーの息子様が助け船を出してくださったのです。「長年生協さんがこの建物を使ってくれていて、これからも太陽光パネルをつけることによって生協さんのためになると言っているしサンエーさんの説明でも安全だと言っているのだから、ここはいいじゃないか」と息子様がおっしゃったら、お父様も折れて、太陽光パネルを導入したのですね。そこが最大の難しい局面でした。
ここは借りている場所ではあるけれども、環境のため、これからの電気代が高騰したときの削減にもつながって、取り付けたとしても県の補助もあって、ある程度の年数が経てばそれを回収できて、そこからはそれが全部利益になるということも見据えたら取り付けた方がいいだろうという方針が生協内でとられていました。
太陽光発電を導入してから
一番電力消費の多い設備について教えてください。
食材を扱っているので、一番はやはり冷凍設備ですね。冷凍庫はフル回転させるので、夏場の日中というのは最大限使わざるを得ないということですね。冷凍庫および冷蔵庫といった設備をこのセンターの中にいくつか設置しているので、そこの電気代がやはり一番大きいですね。当時は電気代もどんどん上がってきまして、それまでは50万円台前後だった所が高騰した結果、最大月に70万円を超えることもしばしば出てきました。70万円を超えてしまった時には、年間にしたら莫大な金額になってしまうので、2022年の年間の電気代が700万円近くというところで、対応後の効果としては年間530万円で、170万円ほど下がっているというところですね。
施設の冷凍庫内
古田さん自身が持った太陽光発電に対する最初の印象について教えてください。
最初の印象としては、太陽光は環境にもいい、電気代も抑えられるもので、ただ導入する上での最初の費用もかかってしまう。その中でバランスをとって考えていくべき商材なのかなと思います。
数年前は太陽光投資というのがとにかく騒がれて、誰でも太陽光投資をやったら利益が得られる。でもいざ蓋を開けてみて年数が経ったら、なかなかそうではないということを聞いたり、それこそ設置された太陽光がそのままのざらしになってしまったり。怪しい工事会社の方もいるということは伺っていたので、より信頼できる会社さんに絞ってお願いをしたいなというので、どういうホームページなのか、どういった実績をお持ちなのかといった点はそれぞれ見て、それに基づいて商談の時にもそういった説明をしてもらえるのだろうか、そういった視点を持って一社一社から話を聞かせてもらいました。
最後に
太陽光発電を今も検討されているような方に、検討する上でこういった数字は見た方がいい等一言アドバイスをいただけますでしょうか。
本当に導入するまでは色々細かく検討をさせてもらって、実際に導入した後どうかというのを見た場合に、数値的にもとても良い効果が得られましたし、これだけ電気代の高騰の波がある中で、できるだけ早く検討されている会社さんも導入されることをお勧めします。現状だけを見るのではなくて、5年、10年、15年先のメリットも検討して、その上でやはり導入を早い段階で、補助金制度、そういった行政のサービスもフル活用して欲しいと思います。検討されている皆さんには、太陽光を入れるならサンエーさんで、というのが私からの最後の一言です。
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