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Introduction

導入実績

最大電気代削減額1/2、経費削減にコミット

株式会社ユニテック様

太陽光発電を導入するまで

御社の事業について教えてください。

当社は、精密な金型部品や特殊な部品の製造・販売を中心に事業を展開しています。基本的に、メーカー様のサポート役として、業界の表舞台には出ない「黒子」のような存在です。お客様の製品やプロジェクトを支える重要な役割を果たしています。

実際に導入されたきっかけは何ですか?

電気代の高騰がきっかけです。コロナ後の電気料金の急騰が大きな要因で、当社は精密加工が多いため、加工機も相応に電力を消費しますが、一番の消費源は空調です。当社では恒温室や加工室の温度を一定に保つために空調を使用しています。金属の膨張率は物によって異なり、温度のわずかな違いで寸法が変わるため、温度管理は非常に重要です。そのため、空調が最も電力を消費している可能性があります。機械も電力を消費しますが、温度管理のために常時クーラーを稼働させる必要があり、その結果として電気料金が大幅に上昇しました。

太陽光発電システムの導入にあたって、他の業者さんも検討されましたか?

実は10年ほど前に一度検討したことがあります。当時は効率があまり良くなく、導入メリットが少ないと感じたため、結局導入を見送りました。ちょうど太陽光発電が流行り始めた頃で、売電を積極的に推奨する動きもありました。その時、いくつかの業者さんから提案を受けましたが、信頼性もまだ確立されておらず、効果がそれほど大きくないと判断しました。そのため、当時は導入を見送ることにしました。

最終的に、弊社を選んでいただいたきっかけは何でしたか?

紹介者さんとの付き合いがあったことが大きな要因ですが、フラットな状態で検討していました。御社から営業の方が来て、しっかりと説明していただきましたし、提案いただいた資料も非常に分かりやすかったです。特に、太陽光発電に詳しくない人でも理解できる内容で、導入後のイメージがつきやすかったです。どのくらいで費用が回収できるかという点も明確で、非常に分かりやすかったです。このような点が決め手となり、最終的に御社を選ばせていただきました。

太陽光発電を導入してから

実際に電気代が一番高かった時は、どのくらいでしたか?

電気代が一番高かった時は、月に約290万円、ほぼ300万円近くかかっていました。昨年の9月頃が特に高く、200万円台後半でした。しかし、今年は電気代が約150万円下がっています。夏と冬で多少の増減はあっても、全体として電気代は確実に下がっています

茂木社長が最初に太陽光発電に抱いた印象はどのようなものでしたか?

最初の印象は、やはり昔の印象があまり良くなかったですね。一般家庭で屋根に設置して少しの足しにする程度ならメリットはあるかもしれないと思っていましたが、当時は発電効率等に懸念があり、会社の動力の補助としては考えられませんでした。しかし、御社の営業の説明を聞いて、現在の太陽光発電システムが非常に進化していることを知り、驚きました。特にメーカーの20年保証などを聞いて、「今はそんなに良くなっているのか」と思い、導入を決めました。昔の印象が強く残っていた分、最新の情報を聞いてそのギャップに驚きました。これなら試してみようかと考えるようになりました。

社内で導入に対してどのような話し合いが行われましたか?

基本的にはトップダウンで決定されました。毎月定例会議があり、幹部クラス(部長以上)が集まる中で、「こういう提案があり、効果が認められそうなので導入を検討したい」という話をしました。皆が「いいですね」と賛同したため、導入を決定しました。話し合いは非常にスムーズに進みました。以前から電気代のコスト削減についての議論があり、その対策として太陽光発電の導入が提案されました。具体的なコスト削減効果も示されたため、皆が納得し、導入に至りました。

業界にとって太陽光発電はおすすめですか?

金型業界に対して太陽光発電を強くおすすめするかというと、経営に余裕がある企業にはおすすめできますが、すべての企業にとって今は必須というわけではないと思います。本業が厳しい状況であれば、先行投資としての太陽光発電は難しいかもしれません。このご時世、多くの中小企業が余裕を持っているわけではありません。ただし、投資に余力がある企業にとっては、少なからず効果を実感できると思います。電気代の削減やエネルギーの自立に寄与するため、経営に余裕がある場合は導入を検討する価値があると感じています。加工業者にとっては、機械や製造関連の設備が優先されることが多い印象です。

最後に

太陽光発電を検討している方に、検討する際のアドバイスをお願いします。

補助金ありきの考え方は避けた方が良いと思います。本当に電気代削減など、明確な目的を持って検討することが重要です。当社も電気代削減を目的として、具体的な効果を確認してから導入を決定しました。自社の方針や目的をしっかりと考えた上で導入を検討することをおすすめします。
単に「流行っているから」とか「補助金が出るから」といった理由で導入するのは避けた方が良いでしょう。各自治体もサポートしていますが、最終的には自社のニーズに合った選択をすることが重要です。正解・不正解というのはないかもしれないですが、漠然とPRができること等というよりはまずは数値の面で検討をすることが、太陽光発電は重要だと思います。

実際に今回太陽光発電システムを導入した場所は、補助金適用外の静岡県の事業所でした。
補助金は使用していませんが、日照率等を考慮し提示したシミュレーション値以上の発電を記録し、大幅な電気代の削減に繋がっています。補助金に依存するのではなく、社内課題と照らし合わせて検討することが重要であることを茂木社長は伝えていました。今回はお忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。

株式会社ユニテック様 島田事業所

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